はじめに
赤道直下に位置するエクアドル。南米の中でもそこまで知られていない国かもしれませんが、実は自然と文化の宝庫なんです。アンデス山脈からアマゾン、そしてガラパゴス諸島まで、まさに“地球の縮図”ともいえるダイナミックな風景が広がっています。この記事では、そんなエクアドルの魅力をギュッと凝縮してお届け。ちょっと冒険心がくすぐられる、そんな旅をしてみたい人にはピッタリの国ですよ。
①エクアドルってこんな国
エクアドルは、南アメリカの北西部に位置し、コロンビアやペルーと国境を接しています。「エクアドル(Ecuador)」という国名はスペイン語で“赤道”という意味。その名の通り、赤道が国土を横切っているんです。首都キトは、標高2,850mという高地にあり、歴史的建造物が並ぶ旧市街は世界遺産にも登録されています。街全体がどこかヨーロッパの香りを残しつつも、南米らしい活気もあり、歩くだけでも楽しいんです。
②おすすめ観光スポット①:赤道記念碑「ミタ・デル・ムンド」
やっぱりエクアドルに来たら、ここは外せません。「ミタ・デル・ムンド(Mita del Mundo)」は、その名も“世界の中心”。本当に赤道の真上に立てる場所です。観光地らしいお土産屋さんや展示館もありつつ、自分の足で北半球と南半球をまたぐ、なんてユニークな体験ができます。科学館ではコリオリの力の実験なんかもできて、大人も子どもも思わず夢中になります。
③おすすめ観光スポット②:世界遺産の街キト旧市街
キトの旧市街は、スペイン植民地時代の名残が色濃く残るエリアで、まるで中世ヨーロッパにタイムスリップしたかのような街並み。石畳の道、荘厳な教会、カラフルな建物。歩くだけで楽しいんですが、特に「コンパニーア・デ・ヘスス教会」は金箔で覆われた内部が圧巻。街の高台にある「パネシージョの丘」からは、キトの街並みを一望できて、思わず写真を撮りたくなる絶景です。
④二泊三日の観光プラン(キト&赤道エリア)
1日目(キト到着・旧市街散策)
- 午前:キト・マリスカル空港に到着後、市内中心部へ(車で約1時間)
- 昼食:旧市街のカフェでローカルフード「ロクロ(ポテトスープ)」を
- 午後:世界遺産の旧市街を散策、教会めぐりと街歩き
- 夜:歴史あるホテル「カサ・ガングティーナ」で宿泊
2日目(赤道記念碑&テレフェリコ)
- 朝:市内から車で1時間ほどで赤道記念碑「ミタ・デル・ムンド」へ
- 昼:施設内レストランでエクアドル料理を楽しむ
- 午後:標高4,000m超の展望台へ行ける「テレフェリコ」に乗車
- 夜:ローカルレストランでディナー、夜景を堪能しつつ宿へ
3日目(市場&帰国)
- 午前:キト市内のローカル市場でショッピング
- 昼:空港へ向かい、帰国の途へ
予算目安(1人分・おおよそ)
- 航空券(日本→キト往復):20万〜23万円
- 国内移動・観光費:1〜2万円
- 宿泊費(2泊):1万5千円〜2万円
- 食費・その他:1万円〜1万5千円
- 合計:約24万円〜28万円
⑤東京からのアクセスと予算
東京からエクアドルへの直行便はないので、アメリカやメキシコ経由でキトへ向かいます。所要時間はトランジット込みで約25〜30時間。航空券は時期によって変動しますが、往復で20万円前後が目安。現地滞在費も含めて、30万円弱あれば安心して楽しめます。
⑥注意点やマナー、ペット連れ・子連れ視点
キトは標高が高いため、軽い高山病に注意。初日はあまり無理をせず、ゆっくり過ごすのがベストです。また、水道水は飲めないので、必ずミネラルウォーターを買いましょう。治安は旧市街など一部注意が必要なエリアもありますが、基本的には観光客も多く安心感あり。ペットの同行はかなりハードルが高いですが、子ども連れには赤道博物館など体験型スポットがおすすめです。
⑦観光地としてのおすすめ度
おすすめ度:85点/100点
ガラパゴスが有名なエクアドルですが、実は本土だけでも見どころ満載。アクセスのハードルはあるものの、それを乗り越えた先にある体験はきっと一生の思い出になります。
まとめ
エクアドルは、南米らしさとヨーロッパの雰囲気が絶妙に混ざり合った不思議な国。赤道上に立てるという特別な体験、キト旧市街の美しい街並み、ダイナミックな自然。行けば行くほど“来てよかった”と思える、そんな魅力があります。次の旅先にちょっと変わった国を選びたいなら、エクアドル、かなりおすすめです。
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